“あなたのオレンジタウンストーリー”

アルビレックス新潟サポーターズマガジン『LARANJA AZUL(ラランジャ・アズール)』誌上で募集した、アルビサポーターのリアルな「オレンジタウンストーリー」を掲載します!!サポーターの皆さん、投稿ありがとうございました!!

※投稿の一部は、発売中の単行本の巻末にも収録されています。尚、掲載にあたり投稿内容を一部編集・修正いたしました。

chika 40代女性

Jリーグが開幕してサッカー熱が高まった93年、郷土愛の薄かった私は東京の大学へ進学しました。その後就職し、猛烈に働いて充実していたはずでしたが、上京して十年経った頃、都会の生活に心身共にすっかり疲弊してしまいました。当時、アルビはJ2優勝。地元クラブがJ1に昇格してこの上ない盛り上がりを見せていた新潟を羨ましく思いました。仕事に行き詰まり、無性にふるさとの味も恋しくなった私は、職ナシ、貯金ナシ、彼氏ナシの無い無い尽くしの状態で新潟にUターン。そんな茫然自失の私を魅了したのは、J1で戦うアルビでした。観客動員四万人の時代、初めてビッグスワンで観戦した日の衝撃は忘れられません。白鳥が翼を広げたようなスタジアムの美しさ、ベストピッチ賞を受賞するほど整然と輝く芝、老若男女が集うサポーターの熱量に圧倒されました。チャントが爆音のように響き渡り、スタジアムの一体感を味わって、背筋がゾクゾクしたのを覚えています。地域の人がひとつになる場所がある。楽しみや生きがいを共有できる場所がある。それだけで、人は希望を持って生活することができる。そんな当たり前のことをアルビに教えてもらった気がします。そこには十年間新潟を離れていたからこそ見えた「ふるさと」の尊さがありました。今では主人とふたりの子どもとビッグスワンに参戦する日々です。今、新潟へのUターンを考えているすべての方へ! ぜひ帰って来てください! 絶対に後悔はさせません。

※単行本掲載